(新)後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
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Tu-26の大冊 その2
立春になったとはいえ、今日2月4日も寒い。本当に寒いぞ。って、東京が一番寒いのは2月だとオヤジは考えているので、これはもう我慢するしかない。先回書いたように、先ほどM47がらみの原稿を書き終えた。

明日に校正してメールで送るのだが、100枚ともなると校正には数時間を要するので、結構面倒な作業ではある。でもまあ、終わったことはよいことだし、今日はセブンミールからブラックニッカが届くので、3日ぶりにハイボールで酔うことにしよう。

アテはクラッカーやチーズ、小さな和菓子盛り合わせなどがあるので、手をかけることなく炭酸水と氷さえ用意すれば、即呑みだすことができるのだ。でも1本だと2回でなくなるのがちと辛い。まっ、仕方ないか、ちびちび呑むのは好きじゃないしね。

先週の木曜からチトカラしていないので明日は出ようと思ったら、なんと雨が降るではないか! フン、むかつくぜ。まあこれは土曜日に出ることにして、しばしの間は家で我慢することにしよう。

さてここからは、珍しく早めに前回の続きと行こう。本書の基本的内容は、開発と各種システム、飛行の実際、運用など合わせて15章で構成され、巻末には西側で初めてTu-128の鮮明な写真を撮影したRC-135Uの乗員が書いた手紙と、事故、各種データ表、運用制限一覧が補追として用意されている。

内容はいずれも、これまで知られてはいなかった事実が随所に見られとても素晴らしいのだが、残念なことに機体構造に関してはほとんど触れていない。これはレッドスター・シリーズの「ソ連迎撃重戦闘機」を見るしかないということになる。とにかくオヤジがああのこうのというよりも、本書を購入するのが一番だろう。でも折角だから、目についたことをほんのわずかだか書いてみよう。

まず上質紙ではないことが残念なものの、写真が少ないことで知られる本機の写真が、実戦部隊を中心としてかなり収められていること。またカラー写真も用意はされているものの16ページと少なく、ディテールに関してはほとんどない。

カラーのうち2ページは、本機のパイロットであった著者の一人の手になる迎撃要領図、1ページはカラー図、そして1ページはカラー絵が収められている。写真を目的とする本ではないので、これはいたし方あるまい。

試作機1機を含んで199機が製作された本機は、最終生産バッチ第42~45までの機体、すなわち各バッチは5機が相当するので20機は、尾翼上端がそれまでの斜めに切断された形から、通常の水平形状に改められた。

これは今まで近代化型であるTu-128Mにおける改修箇所といわれてきたものだが、実際には最後期生産機における変更点だったのだ。そしてこの変化は、旧式化したHF受信機IRSB-70-US-8に換えて、新型のR-846OEプリズム無線装置を導入したことに伴うものであった。

なにしろIRSB-70-US-8は、その昔ソ連に迷い込んできたB-29をまんまコピーして製作した、Tu-4に積まれる無線機のコピー版であり、オリジナルはアメリカ製なのだからその古さもわかるというものだ。

また本書では詳しい記述はないものの、バッチ42以前の機体で前、後席間の側面に設けられた明り取り用の窓が、台形から円形に改められたことも見逃せない変化だ。さらに前述のM型では機首下面の、ちょうど機番を記入している部分の下面に、機内に収容された電子機材の冷却を目的とした起倒式インテイクを新設したとしていることも見逃せない記述だ。(以下次回)
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コメント
コメント
大丈夫だ!
羅臼も国道が開通したし、場所によってはしっかり最低気温ー30℃のところもあるから、まだまだww

で、生産機数が199機って、あの時代のソ連でこの少なさは驚き。

500機くらいは作っていてもおかしくないと思いますが…

よっぽど高かったのか、それともその後出てきたYak-28PやSu-15、MiG-25などの方がずっと小回りが利いていい、という判断だったのか。

なんだかね。
2015/02/04(水) 17:49:24 | URL | やまちゃん #mQop/nM. [ 編集 ]
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