(新)後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
旧ブログ…
Tu-128の大冊
先の積雪以来、寒いことは寒いが穏やかな毎日が続いている。いつもは月末から書き始める原稿だが、今月は早めに始めたので、今日2月3日の時点で95枚ほど書いた。あと10枚にも満たないので、明日には終了する。というわけで、違ことをしようと思いこうしてブログを書いている次第。

友人がプレイステーション2をくれるというので、このところグランツーリスモやエースコンバット、エナジーエアフォースなどシミュレーション系のゲームを購入している。送料350円ほどを必要とするのだが、ゲーム自体は何と1円なので、これなら赤貧のオヤジでもOKさ。

とはいうものの、残念なことにまだもらっていないので、ゲームソフトが積まれた状態となっているのは悲しいゾ。今度小銭が入ったら、PS3を買おうと思いカートには入れているのだが、果ていつのことになるのやら…。

さて今回は、先ごろ購入したTu-128フィドラーの大冊を紹介しよう。オヤジはアメリカ海軍機と戦後のイギリス機に加え、実は戦後のソ連機も大好きなのだ。だからレッドスター・シリーズなども結構持っている。この前も好きでないにもかかわらず、送料込みで2,200円程度だったので、レッドスターのMiG-15を購入してしまったぜい。

そしてTu-128だが、これは戦闘機としては全長30mを超え、最大離陸重量も40tを上回る、戦闘機というより戦術爆撃機に近い機体だが、続く超音速戦略爆撃機Tu-22のスタイルを先取りした感があって、結構好きな機体なのだ。

そして本書は、ソ連の元空軍地上技術員で現在はソ連航空研究家と、Tu-128およびMiG-31の元パイロット、そしてイギリス空軍を退役し現在情報アナリストの翻訳家がトリオを組んでまとめた、445ページという大冊なのだ。

実は元パイロットを除いたコンビで、出版社は異なるものの以前にTu-22のモノグラフをものしており、その充実した内容を知っていたので例によってアマゾンを眺めていたら偶然発見し、即購入してしまった。

Tu-128はあくまでも当時であるが、長射程空対空ミサイルと遠距離捜索レーダーを装備することで知られ、これが機体の大型化を生んだというのが定説になっているのだが、あくまでもそれは二義的なものであり主目的ではない。

実際には、北極海周辺に地対空ミサイルのサイトや迎撃戦闘機の基地を設けることが、コストや維持などの面から困難であったため、必然的に長時間の滞空が可能な大型戦闘機を生んだと見るのが正しいのだろう。

この要求を空軍から受けたツポレフ設計局が、開発したものの採用には至らなかった試作超音速戦術爆撃機Tu-98を母体として、戦闘機化しようと考えたのも至極当然のことだった。戦闘機を爆撃機へというのは、例えばF-111からFB-111にようにありそうな話だが、その逆というのは他に類を見ないのではなかろうか。もちろんB-17やB-24の重武装化は違うよな。

このためかウキペディアでは、当初NATOは公開された本機を見て爆撃機と思いブラインダーなる識別呼称を与えたとしているが、それはないだろう。当時は衛星写真などは存在せず、西側が本機を初めて見たのはおそらく1961年7月のツシノ航空ショーだったはずだ。

となると、この際にはダミーではあるが開発中であったR-4空対空ミサイルを装着していたので、爆撃機と見間違えるわけはない。NATOの識別法では、戦闘機はFで、爆撃機はBで始まる呼称を与えているのだから…。

好きな機体だけあって最近は横になりながら夜中に読んでいるのだが、おかげで新しい事実を知ることができた。これらは次に書くことにして、アマゾンで購入した際は出品者扱いで送料込み6,000円をわずかに切ったが、定価が55ドルなので少しは安かったことになる。

そこで今アマゾンで調べてみたら、出品者価格で送料込み5.500円と安くなっているではないか”! トホホですな。(以下次回)
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コメント
コメント
お疲れ様です。
そっちは雪積もったんですね。やっぱ寒いのかな…
Tu-128は全く知らないんですけど、見てると魅力的だというのは伝わります。
それにしてもWikiはいろいろヤバいですよね…
なんでみんな信用するんだろう?
2015/02/03(火) 17:09:04 | URL | Sheen #- [ 編集 ]
え~~と
U-2やRB-47などの偵察でSu-9/11、MiG-17/19PF,Yak-25の他の迎撃機がある、っていたのはある程度判っていたように思えます。

とすれば、同時期に開発が進んでいたTu-22と混同したのではないかと私は予想しますが…

まさか同じような大きさの機体を同じ設計局が別々に開発しているとは米軍も思わなかったでしょうし。

Su-7からSu-17にしたように、Tu-128を可変翼化したらTu-22Mバックファイアのような感じになり、そうなるとSu-24フェンサーの立場が…

それやらこれやら考えるとソ連空軍のやっていることって、今一歩よく判らんことが多いですね。

昔の事とて資料も散逸しているでしょうから、その謎が解き明かされることはおそらくないでしょう。

それだけにマニア心をくすぐるものがあるんだと思います。
2015/02/03(火) 17:43:26 | URL | やまちゃん #mQop/nM. [ 編集 ]
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