(新)後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
旧ブログ…
T-64 BATTLE TANK
チャレンジャー戦車が終わってから、しばらくの間はのんびりとしていたのだが、急に戦車百科の車種追加とイスラエル軍の戦車の原稿が入り、ようやく今日7月3日に書き終えた。それでも合わせて100枚を超えているのだから、それなりに頑張ったと思う。

そして呑みタイムである16時まではまだ間があるし、滞っていたブログを書こうと思った次第。まあ呑むと19時前後には寝てしまい、23時頃に起きて後は4時まで眠れないので、毎日撮り貯めた映画を見ているという、だらけた毎日というわけだ。

そして今日のつまみだが、鼻をつまんでもいられないので例のごとく温奴と、解凍した鶏肉を使って小松菜の塩炒めでも作ろうか。塩昆布を加えると、結構美味いのだ、これが。

さて今日は、5日前に届いたオスプレイの「T-64 BATTLE TANK」を紹介しよう。著者はソ連戦車ときたらのスティーブン・ザロガで、ページ数48ページという小冊子ながら、その情報は思っていたよりもかなり多く、おそらく英語で読めるT-64最良の一冊だろう。

例のごとく開発から技術的な特徴、各型式というオーソドックスなスタイルにまとめられているのだが、随所に今まで知らなかった記述が見られ、読んでいて面白い。って、オヤジのところにはソ連戦車の資料が少なく、ソ連戦車のファンならば当たり前のことなのかも知れないのだが…。

本書を読んでいると、ソ連側が大きな期待を本車にかけていたことが伝わってくる。何しろ当初はすべての戦車生産を、T-64に統一しようと考えていたのだから、それも納得がいく。確かに機関系や自動装填装置などの問題は存在したが、これらは順次解消されていたことが本書でわかった。

つまりこれまで言われていたように、本車は決して失敗作などではなかったということだ。また本書では、その生産数も詳しく記載されており、最初の生産型T-64が1,192輌、主砲を125mm砲に改めたT-64Aが5,380輌前後、そして砲身発射型対戦車ミサイル コブラの運用能力を追加したT-64Bが5,600輌前後としている。

この数字は指揮車型などの派生型を含んでおり、トータルで12,172輌前後という数字は、西側の主力戦車と比べると十分な数が生産されたといえる。そしてこれまで伝えられてきた生産数とは、若干ではあるが相違が見られることも判明した。

しかしこの数字は、ソ連の戦車としては決して多いものではなく、当初の計画ではT-64が22,564輌、T-64Aに至っては143,000輌の生産が考えられていたのだ。これは前作であるT-62の62,000輌の3倍近い数字ではある。

しかし計画の1/10以下の生産数にとどまったのは、前述の問題もあるが何よりも、あまりにも高額な製造単価にあった。そしてより安価なT-72の登場により、計画をはるかに下回る生産数に終わったのだ。(以下次回)
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コメント
コメント
無知なので
気の利いたコメント打てないですけど
64と62ってガラッと変わるんですよね…

どっちもプラモ沢山ありますが、作るとしたらどこのが良いのやら…
個人的には62のお椀型ターレットが好きです。
>T-64に統一しよう

T-14つうのも車体は共通化指向すね。こっちは無人装填ターレットですが…
トレンドは輪廻するって?ちょっと違いますか…

2016/07/05(火) 10:24:29 | URL | 楠木 #- [ 編集 ]
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