(新)後藤仁のスロー・クルージング
軍事関係図書(洋書中心。自腹で購入!)の書評と日々の雑感
旧ブログ…
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エアフィックスのファントムFG.1
 このところ少し仕事が立て込んでいたので、更新が遅れに遅れて相すまぬ。ようやくGP誌の戦後アメリカ装輪装甲車の原稿が終わり、注文はないが取り掛かった第二次大戦時のソ連軍編成と装備 機甲部隊編も、40枚ほど書いたので久々にブログを更新しよう。

 オヤジはいつも家庭ゴミを捨てに行くのは、収集日の午前3時から4時頃なのだが、今朝も捨てに行ったら風が冷たくはなく、むしろ心地よく感じ春の訪れを体感した。何しろ外に出るのは、2分で行けるセブンイレブンとゴミ捨てだけだからなあ。

 さて今回は、長らく待たされたエアフィックスの1/72ファントムFG.1を紹介しよう。フェースブックなどでは高く評価されているのだがその実態はというと…、オヤジには少々寂しいキットに映った。

 外形は確かにイギリス仕様ファントムIIそのものなのだが、まず太めかつダルなパネルラインの筋彫りが気に入らない。その昔、運河彫りと揶揄されたマッチボックスのキットよりはましだが、ただしそれだけでシャープさの微塵もない。

 さらに主翼の前、後縁フラップやドループエルロン、ラダー、受油プローブのカバーが別パーツで、水平およびダウン時や開状態を選択でき、併せてスタブレーターとエアブレーキも両状態の選択が可能だ。もちろん前脚も合わせて、伸縮両パーツが用意されている。

 また外翼を2種類セットすることで、簡単に折畳み状態を選択することができ、不完全ではあるがこのスケールならば我慢できる、折畳機構部も再現されている。また垂直尾翼は、オリジナルとRHAWレシーバ装着改修型の2種がセットされ、AN/AWG-11FCSの目といえる透明パーツのレーダーデッシュとその基部が用意され、レドームを切り離せばそれなりに内部を見せることができる。

 またオヤジが嬉しかったのは、胴体背面を別パーツとすることで上面に設けられた燃料タンクの蓋を正しく再現していることと、風防を周囲の外板と一体で透明パーツとすることで、このスケールでは皆無だった実機らしさを正しく現していることだ。

 加えてインテイクのダクトや、コンプレッサーファンもパーツ化され、キャノピーは開閉輌状態が用意されるなど、各部に十分気を使ったキットであることは間違いない。

 しかし気になるところも結構ある。まず各部の合いが悪く、仮組とすり合わせ、そしてパテ埋めを必要とする。それが工作の意醍醐味という方もいるが、オヤジはそれは違うぞといいたい。少しはタミヤを見習ってほしいものだ。

 またコクピットもそれらしく再現され、Mk.7射出座席は十分な仕上がりだが、反面アメリカ海軍型の特徴である後席右側面のキャンバスカバーが単なる板で、昔に出たハセガワよりも劣るというのは、21世紀にリリースされたキットとは思えないぞ。

 同様にこのスケールでケチをつけるほうが間違いとはわかっているが、マッハ1.5を超えると自動的に作動するインテイクの可変ベーンに、なんのモールドがないのは少々興ざめだ。何しろベーンにはそれぞれ12,500個の小孔が開いているのでこのスケールでの再現は不可能だが、それでもらしくしてほしかったと思う。オヤジが作るとしたら、スクリーントーンで再現かな。

 そしてその可変ベーンの小孔から吸い込んだ余剰空気を排出するために、インテイク内側上下には、ブリードエア排出口と呼ばれるスリットが開口されているのだが、それも無視されている。この痛い省略は、最近のファントムキットでははまず見られないぞ。

 さらに排気口の外側にあたる上端部は、燃料タンク室からの気化ガスを排出するアウトレットが設けられ、アメリカ仕様が4個なのに対してイギリス仕様は5個と外見的変化のひとつであるにもかかわらず、これまた省力されてしまった。せっかく別パーツとしているにもかかわらずだ。おそらく設計者が忘れてしまったと思うのだが、単なる窪みではなくわずかに盛り上がっているので、その再現は極めて難しい。

 なおデカールはカルトグラフ製と箱には記されているのだが、その発色はとてもカルト製とは思えず、しかも実機がグロス仕上げなのにデカールがマットというのは、どうにもいただけない。ただし各部の注意書きなど、正しくイギリス仕様が再現されており、その意味では逸品だろう。しかし第892飛行隊のハイライトともいえる、シルバージュベリーのスペシャルマーキングがセットされていないというのは、何とも片手落ちだと思うのだが…。

 そうはいっても、このスケールならば水準を超えるキットであることは間違いなく、空軍型のFGR.2が出たらやはり買うことになるな。
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タコム・モデルの43式戦闘車輌(FV432)
 今日26日は朝から雨で、窓を開けるわけにはいかないのため空調を使うしかない。まあそれも仕方ないことではある。今は昼前なので、これから食事の支度をすることになるのだが、さて今日は何を作ろうかと思案中だ。どうせ麺だけれどね。

 さて先日、送られてきた戦車専門誌を読んでいたら、クルスク戦のハイライトである 7月12日に行われたプロホロフカ駅周辺の戦闘に、70輌前後のティーガーが参加したとの記述を読んで驚いた。いったいこの数字はどこから出てきたのであろう。

 確かにクルスク戦の開始時には、2個重戦車大隊やSS第1~3装甲擲弾兵師団とグロスドイイチュラント装甲擲弾兵師団にそれぞれ1個が配されたティーガー中隊など、合わせて177輌のティーガーをもって戦闘を開始した。

 しかしこれはあくまでも開始時全体の数字であり、実際にプロホロフカの戦闘に投入されたのは2個SS重戦車中隊のみであり、クルスク戦開始時における装備数は27輌でしかない。しかもそれらがすべて戦闘に投入されたわけではなく、戦闘での喪失車や整備中の車輌を除くとその実数は激減するのだ。

 ミヒャエル・ヴィットマンSS少尉が指揮するSS第1装甲擲弾兵第13中隊はわずか4輌、第2SS装甲擲弾兵師団第8中隊に至っては稼働車皆無という状態であり、プロホロフカ駅付近の戦闘に限定すると、参加したティーガーは前述の4輌だけだったのだ。

 オヤジもそうなのだが、何らかの文章を書く際には様々な資料を突き合わせて、その中から実態を見極めるという作業が必要だろう。それをしないとこのような記事になってしまう好例であろうと意図し、あえてここで取り上げた次第。


 さて今回は、先頃タコム・モデルからリリースされたFV432を紹介しよう。オヤジは昔から装甲兵員輸送車が好きで、M113と60式装甲兵員輸送車に続いて制式化された、このFV432が大好きなのだ。もちろん昔レジンキットも買っている。ホント馬鹿ですね。

TAKOM FV432 Mk.2 恥ずかしながらこのキットのリリース自体を知らず、駿河屋で見つけてちょうど代引き無料だったので、さっそく注文した次第。よせばいいのに、やはり資料も必要だろうということで、MSモデルズにタンコグラード本も頼んでしまった。またまた馬鹿ですね。

TAKOM FV432 Mk.3 FV432は1962年に制式化されたので、日本の60式にわずかに遅れることになるが、この種の車輌で標準である箱型構造は踏襲されてはいるものの、前方部分が傾斜していたり、上面の扉が円形でしかも左右それぞれ2枚ずつだったり、キットのエンジン換装型Mk.2では車外に大きなマフラーを備えていたりと、独特のスタイルにまとめられている。これが好きなのだよ。

 さて車体サイズに比して意外に大きめの箱を開けると、そのパーツ点数はかなり多めでちょっと驚く。これはエンジンこそ省略されているものの内部が再現されており、ペリスコープなどの透明部もすべてクリアーで表現されているためだな。

 また履帯は一部分割式で、組立用の冶具もセットされ組立の便を図っている。エッチングも同梱されており、デカールはベルリン旅団の分割迷彩とイラク派遣の2トーンがセットされ、ナンバープレートは4種類から選択が可能だ(以下次回)。

 
ハセガワ1/72 ハリアーGR.7 その3
 昨日は住職さんとチトカラの立ち飲み屋「なんで屋」で呑んだのだが、久々にコロコロも参加して楽しい呑み会となった。残念ながら帰るころには雨が降り出してしまったのだが、まあそれもいいか。たかが濡れるだけだもんね。

 例のごとく今日も朝から暑いのだが、昨日よりは温度が低いようなので、窓全開で乗り切れるだろう。しかし昨日それなりの野菜を買ってきたのでが、長ネギが高くて2本で150円というのには驚いた。だから買わなかったのだが、反対にレタスが78円というのは嬉しかったぞ。

 でも長ネギがないというのはやはり困るので、夕方には近所のセブンイレブンより少し歩くのだが、COOPに行って肉やチーズともども購入することにしよう。。長ネギがないということは、オヤジにとっては料理の幅を大きくスポイルすることになるからな。

 だから今日の昼は、何しろ長ネギがないということで麺類ではなく、昨日買ってきた6枚切り食パンを、1枚食することにしよう。塗るのはマーガリンかサンドイッチ・スプレッドのいずれかなのだが、一応イチゴジャムとマーマレードも例倉庫には入っているのだ。

 本来ならば8枚切りでサンドイッチを作りたかったのだが、8枚切り食パンが売り切れだったのでこれは仕方あるまい。これも後で、COOPで買うことにしよう。

 しかしこのところのド腐れ野郎安倍と、その詐欺政権がやることには腹が立つことしきり。自由も民主もまったくない党なのだから、とっとと国家社会主義日本労働者党へと改称しろといいたい。これだったらその実態に適合するのだからな。

 さて今回は、懸念となっていたハセガワ1/72、ハリアーGR.7の続編といこう。前回にも書いたのだが、このキットは基本的に海兵隊仕様であるAV-8Bが基本形となっているので、イギリス仕様として作るならば各部に変化が存在する。

 その最たるもののひとつが、機体各部のレーダー警戒装置(RHAW)とミサイル警戒装置(MW)のレシーバーだ。まずキットの主翼前縁端にRHAWがモールドされているが、結構オーバースケールではあるがこれは削れば済むことだ。

 ただしそれはAV-8Bの場合であり、イギリス仕様ではさらに小型化されているので、大幅にサイズを縮小してやろう。さらにその後方にあたる翼端には、三角状の翼端灯が新設されているのもイギリス仕様の特徴なので、これは自作したい。

 そしてこの翼端灯の直後には、半球状のMWを追加装備しているので、これはAIM-9Bの弾頭部を流用してそれらしく再現したい。さらにキットでも再現されている翼端後方の燃料廃棄ベントのすぐ外側にも、前縁部と同様のRHAWを備えているので、これまた自作する必要がある。

 これだけではなくまだまだあるぞ。胴体後部に張り出したフィンの直上にあたる胴体後端には、主翼前縁と同じMWが新設されているので、これまたAIM-9Bの弾頭部を削って自作する必要がある。さらにフィン下端の、AB-8Bでは機体色のままだがイギリスでは黒に塗られているのか、もしくは無塗装の緩衝材部分直上に、長方形のRHAWを備えているので、これまた自作しなければならない。

 風防とキャノピーともどもスライド金型でΩ形を再現しているのだが、その結果として中央部にパーティンぐラインが生じるため、これは丁寧に処理したい。ただしパーツが薄いので、作業は慎重に。さらに風防下部枠中央には円形の開口部が設けられているので、これは開口していおきたい。またHUDは上端左右が傾斜しているのだが、キットでは表現がおとなしいのでもう少し傾斜を強くしてやろう。ラダーの前端には細い配管らしきものが確認でき、これは伸ばしランナーで再現しよう。

 垂直安定板の中ほどには、左右に温度センサーのプローブがモールドされているが、これは左側のみの装備なので右側は削り落とし基部の筋彫りも埋めて整形しよう。また別パーツの垂直安定板前端部には、熱交換器のインテイクが開口されているのだがキットではムクのままなので、これは開口したい。この際、単なる円形ではなくお結び型となるよう留意するとより実機に近づく。

 そして円筒形の尾端には、前方から順に3個の姿勢制御用排気ダクトがモールドされているが、最前部のものはキットのように円形ではなく三角形が正しい。これはAV-8Vも同様だが、無視するほうがいいかもしれないな。

 なおその後方部は専用パーツが用意され、イギリス仕様の特徴である涙滴状の航法灯と下面のIFFアンテナがちゃんと再現されている。いずれにせよ小さなパーツとなるので、結構気を使う必要がある。ってまだ何もやってはいないのだが…。

 なおキットでは、前、主脚扉が胴体に筋彫りがモールドされた閉状態となっているが、主脚室はともかく前脚室はエンジン停止時の駐機姿勢では、自重で扉が下がって開状態となるのが正しい。これを再現するのが常道であろうが、前脚室の自作を考えると、無視してしまいたくなる。まあこれはモデラーの技量に委ねたいところだ。


 


 
ハセガワ1/72 ハリアーGR.7 その2
 昨日は雨が降らず涼しかったのだが、からっと晴れたわけではないので今日15日は朝から洗濯をしている。オヤジは結構豆に洗濯だけはしているのだ。まあこれは、みんな同様だろうな。

 いつもサラダ麺では何だなということで、昨日は笊蕎麦を昼に食し夜は白菜サラダとカレールーをつまみとしてウイスキーを呑み、最後に食パン1枚を食べて夕食を無事う終えた。

 カレーはレトルトだが、TVでレトルトカレーを煮る前に50回振れば格段に旨くなるとやっていたので、実践してみた。確かに分離していた脂分が融合されたが、格段とはいえずまあオリジナルよりはましかなという程度だった。ただし金がかかるものでもないので、これはよしとしようか。

 しかしド腐れ野郎とその詐欺政権は、とんでもない暴挙で治安維持法の再来ともいうべき共謀法を、参院で可決しやがった。数を背景とした独裁政治はもうたくさんだ。これがあいつらが言うところの議会制民主主義なら、自民党は即刻その名を国家社会主義日本労働者党(NSJAP)と改めるべきだ。体質と行動はナチスそのものなのだからな。

 その背景には、早く議題を可決して国会を閉会させ、ド腐れ野郎の竹馬の友が理事を務める加計学園獣医科新設問題を、うやむやのうちに終わらせようという腹黒い下心が見え見えだ。何しろ内閣府挙げてのオペレーション友達なんだからな。

 これでもあなたは、自民党に票を入れるのですかとオヤジは言いたい。なんせ詐欺政権になって以降、日本の将来を大きく左右する各種法案をすべて強行採決などで決めているのだから、こいつらが一部を除き国民のことなど一切考えていないことがわかるだろうが。やっぱり三等国民だな。

 さてここからは前回の続きで、ディテールに関してはインターネットでそれなりに探せるのだが、やはり不足している部分があるのもまた事実だ。しかしふと思い出したのが、以前に購入してそのまま放置したままのイギリス向けハリアーのディテール写真集「HARRIER Inside and Out」の存在だ。

Harrier: Inside and Out 置いてある場所もわかってはいるのだが、家庭内の配置事情から取り出すのが面倒だったので、今朝洗濯物を外に干す際を利用して無事に取り出すことができた。ここで役立つとは思わず、購入しておいてよかったと思う。

 しかし一番知りたかった、エアブレーキ後方のチャフ/フレアー・ディスペンサー部分をカバーする山形のフェアリングに関しては、残念ながら掲載されていなかった。まあ3分割されて、ディスペンサー上部のカバーを任意に取り外すことが可能というスタイルだろうと想像し、これは自作することにしよう。これを再現しているのはエアフィックスのキットだけで、さすが自国の機体だけのことはある。

 さて、ハリアー・シリーズで問題となる前後の排気ノズルだが、やはりハセガワといえども型抜きの関係からこれは不可能だったようで、後方のノズルは実機をイメージ再現しただけのメリハリに欠ける表現となっている。まあこれはいうほうがおかしいのだから、責めるものではない。

 通常の状態である後方に回した場合は、搭載兵装によりほとんど見えなくなるのでそのままでも差支えはないのだが、これまた別売パーツを購入することにしたい。って、1,000円のキットを作るのにいったいいくらかかるんだ。昔ならば何も気にはしなかったのだが、赤貧の今はかなり辛いぞ。(以下次回)
1/72 ハリアーGR.7
 昨晩は雨が降っていたのでが、明け方には止んで今日14日は曇りではあるが、ひとまず雨の心配はないようだ。ただしまだ外が湿っているために、部屋の大型窓を開けるのをためらっている。湿気は本に悪いしね。

 このところ昼には、サラダ麺ばかり食している。サラダうどんやサラダ蕎麦、そしてサラダ中華といったところで、何よりも野菜が摂れるというのは嬉しい限りだ。ただし価格が高いトマトやキュウリは買えないため、具材はキャベツとレタス、そしてハムに限定されるというのはちと辛い。まあ食べられるだけよしとしようか。

GR.7 Hase in Revel Box さてここからは前回の続きで、すでに書いたようにアメリカ海兵隊のAV-8Bシリーズと、イギリス空軍のハリアー・シリーズを共通パーツと一部の差し替えパーツで再現し、その基本をAV-8Bとしていることでイギリス仕様とするには各部に手を加える必要がある (写真はRevell箱だが中身はハセガワ製と同じものである)。

 オヤジが購入したのはGR.7のキットで、AV-8Bのパーツに専用の機首と25mmガンポッド、そしてデカールで再現している。機首はイギリス空軍仕様最初の型式であるGR.5よりも延長され下面にジュース、日本ではゼウスと呼ばれているのだが、ECM機材のアンテナ・フェアリングと一体化されて、正しくGR.7を表現している。

 機首上面には、AV-8B(NA)と同じGECマルコーニ製の前方監視赤外線を収めるフェアリングが設けられているが、その前面に設けられた円形透明部分はデカールで再現され少々実感を欠くので、これは1mm径のドリルで開口し透明ランナーを埋め込んでやりたい。

 また機動性の向上を目的に装着された前縁付け根延長部、いわゆるLERXはAV-8Bのパーツと共通でこれは間違いはないのだが、その形状は当初導入された薄板状の75%LERXなので、その装着部にあたる主翼前縁に開口されたエンジン室への冷却空気取り入れ口が、LERXの上方に見えることになる。

 しかしキットでは、型抜きの関係から省略されているのでこれは開口する必要がある。またGR.5の生産中にこの75%LERXは、より効率が向上した厚翼の100%LERXに換装されており、このパーツはAV-8B(NA)とAV-8B+のキットのセットされているので、必要に応じて部品請求すればよい。

 この厚翼形LERXの装着により、主翼前縁の空気取り入れ口は姿を消すのだが、その代替として上面に2個の小型インテイクが新設され、キットでも正しく再現されている。

 イアン・アラン出版の「HARRIER」によると、GR.5の生産第17号機から厚翼形LERXが導入されたとしているが、実際にはそれ以降に生産されたGR.5とGR.5Aでも旧型LERXが確認できるので、この記述は誤りとなるのだが、後期生産機から導入されたとしか言えないのが辛いところではある。

 また過度期的な例として、旧型LERXの後端部を上方に曲げて、主翼のインテイク部分に開口部を設けたのに加え、上面にも小型インテイクを新設している機体が複数が確認できる。これに関する記述はないので詳細は不明なのだが、そのような機体も存在したと考えられたい。

 いずれにせよGR.7は、34機の新規生産機を除くといずれもGR.5とGR.5Aからの改造機であり、初期生産機からの改修機では旧型LERXが装着されているのに対し、GR.7の新造機とGR.5、5A後期生産機からの改修機では、新型LERXを装着していることになる。またGR.9はすべてGR.7からの改修機で、LERXもGR.7の変化に準じている。

 コクピットは、このスケールではまず十分なものだが、射出座席がイギリス仕様のマーチンベーカーMk12ではなく、海兵隊仕様のステンセルSEU3/Aがそのまま流用されている。形状は似ているものの全く別物なので、気になる方は別売シートへの変更を勧めたい。

 また主計器盤のデカールは、GR.7で採用された右側のMFDが再現されておらず、これまた修正が必要となる。まあさほど見えるという部分ではないので、無視してもよいのだが…。(以下次回)

 
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